どうして男性看護師になろうと思ったか
普通に育ち、普通の子供時代を過ごすなかで、男が看護師になろうとは中々思いませんよね。
僕が男性看護師になろうと思ったのは、高校3年くらいの進路を決めるギリギリの時期。
それまで進路相談なんかに
「世界征服」とか「総理大臣」とかネタで書いてるような奴でした。お調子者っていうか、ネタでやってたっていうか。
当然担任から親を呼び出されるようなこともありまして、母親から「あんたどうするの?」って結構真剣に説教食らったりしてました。
ちなみに、僕の高校は進学率の高い公立高校で、県内で3番目くらい。それくらいだと大体の友達は大学に進学しますし、浪人する奴も多かったです。
でも、僕の家は貧乏だったので、「浪人はダメ」。
あと、父親が職人やってて、
「東大、京大、阪大以外は遊びに行くようなもんだから、食いっぱくれのないように手に職がつくようなところにしか金は出さん」
っていう方針でした。
そんな時にテレビで「救急病院24時」みたいなのをやってて、「医療関係いいなぁ」と思ったんです。きっかけといえばこれになります。ぬるいですよね。
医者になるほどの頭はなかったので、男性看護師ならなれるかなと。
それから、公立の看護学校で行けそうなところを探しました。
今は少なくなりましたが、公立大学の医療技術短期大学部ってのがあって、偏差値的にも行けそうだったので、そこに決めたんです。
一応、短期大学部とは言え学部ですから、その大学名を名乗れますよね。「○○大学行ってます!」って、それはちょっとかっこいいなと、コンパとかでもモテるんじゃないかなと。あと、女の子もいっぱいるだろうし、童貞卒業も出来るかも。みたいなことも思ってました(笑)。
男性看護師の道を進むことになったのは本当にそんな軽い、しかも邪な気持ちでした。
まぁそれから色んな苦労が待ち受けてたわけですが…。
男性看護師になってみて
男性看護師になってみた感想は、まぁまぁ良いなぁってところでしょうか。
他の記事にも書きましたが、IT企業に転職したこともあります。でも、看護師免許を使って稼ぐのでは全然違います。
つまり、仕事はしんどいけど給料はそこそこいいってことです。
ただ、夜勤がねぇ。僕は死ぬほど嫌だったんすよねぇ。身長が169cmなんですが体重が50kg台に落ちました。
夜更かしは好きなんですが、夜勤やると根こそぎ体力がなくなる感じ…。
でも、一般企業だと本当に給料が安い。
そこで色々試行錯誤した結果、夜勤のない介護施設に転職しました。
結果、年収も安定し夜勤もせずで落ち着いています。参考記事:男性看護師の年収(証拠画像あり)。