男性看護師が将来はどう?
看護師だから将来性について考えてみると、「安定してるんじゃないの?」と思われがちですが、現実には男性看護師の将来が安定しているとは言いきれません。
理由は
・出世できるかどうかわからない
・体力的に定年まで夜勤できるだろうか?
・定年まで忙しさについていけるだろうか?
このように様々な不安要素が存在します。
僕の知り合いは、鬱病を発症し、自殺未遂の末に看護師の道を辞めていきました。
では、男性看護師の将来はどうやったら安定するのでしょう?
もちろん、出世コースに乗っている順風満帆な人には関係のない話です。
看護師長ともなれば、月に数回の当直程度になりますから肉体的にも問題はありません。
しかし、男性看護師がみんな出世コースに乗れるかといえばそうではありませんよね。
現に僕のような存在がいるわけですから…(笑)。
男性看護師の将来は暗雲立ち込めている?
女性男性問わず、看護師が転職するか理由の1番は人間関係と言われてて、男性看護師もそれは変わりません。
しかし、将来の安定を考えて転職するのは男性ならではのような気がします。
男性として家庭をもった場合もしっかりやっていけるか?
もう一度、夜勤を例に考えてみましょう。
いつまで夜勤できます?定年まで?
いや、さすがにそれはしんどいでしょう…。
でも、ほとんどの男性看護師がそうならざるを得ません。
男性看護師が多いと言われている救急外来なんかで一生懸命やって、師長の道がなかった場合、定年までそこで働き続けられますか?
出世コースから外れたその他大勢の男性看護師にとって、将来性のあるところとは『働きやすい職場』になります。
人間関係
上司
組織
→色んな意味での職場環境
総合的に考えて、働きやすいかどうか。
給料の問題もありますが、まずは働きやすさです。
自分に負荷をかけすぎるのは絶対良い結果を生みません。
ストレスの塊を抱えた夫や父親がいれば家族だって不幸になります。
ストレスフルな状態で働いていると男性はこういう風に考えがちです。
「俺はこんなに頑張っているんだから、お前達は俺に従うべきだ」
今はこんなことが通用する世の中ではありません。それが原因で僕は離婚になりましたから…。
30代の男性看護師は将来を真剣に考えよう
ぶっちゃけ出世コースに乗れなかった男性看護師は別の生き方を考える必要があります。
病棟を駆けずり回ってる状態から抜け出すためにはどの時点で考えるべきでしょうか?
ズバっと言うと30代半ばくらいからで考えておくべきでしょう。
そのくらいの年齢になると、同僚に出世話などもちらほら出てきますし、自分がこのまま同じ病院で働いていていたらどうなるかはわかってきます。
ヒラの先輩がどんな生活を送っているかもよく見えてきます。
男性だけに限らない話ですが、看護師として働くというのは知力体力精神力が全部必要で、どれが欠けても厳しい。
もちろん、それを補えるだけの得意分野があれば良いのですが、それは給料アップには結びつきませんし、交代勤務の呪縛から逃れることもできません。
将来を考えれば、もうちょっと楽なところに転職を考えてみてもいいんじゃないでしょうか?
もしくは
新しい病院でもう一度出世の道にチャレンジするというのもいい年齢です。
40代以上の年齢だと新しい職場に慣れるのも仕事を覚えるのもキツくなってきます。
男性看護師30代になったら一度は立ち止まって自分の将来について考えてみて下さい。
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まとめ
そんなことを考えて、僕は様々な病院・施設を転々とするハメになったわけですが、自分には一体何がキツいんだろう?と考えたところ、僕には夜勤がキツかった。
それに気づいたので、男性看護師として働ける「夜勤のない場所」に絞って探すことで、今の職場を見つけました。
もちろん出世コースにいる人には余計なことかもしれませんけども、出世コースから外れた『意識低い系ナースマン(笑)』にとっては「働きやすさ」は重要な課題になってきます。
意識低いとは言え、男一生の仕事として看護師をやっていかなければならないわけですから。
や、やっていかなくてもいいんですけど、他の仕事はびっくりすくらい給料安いですし。
歳をとればそれだけ転職は難しくなります。
それまでになるべく長く働ける場所にきちんと動いておくということは大事なんじゃないか?
と僕なんかは思うわけです。
いや、男性に限らず、どのナースにも言えることですが、30を過ぎたらその辺りを見直してみるのもいいんじゃないでしょうか?