男性看護師にぴったりの手荒れ対策教えます
看護師と言えば、手荒れです。
最近はスタンダードプリコーションによって、何をするにもゴム手袋、一処置一手洗いという流れで手が荒れることばかりですよね。
昔からそうでしたが、一層厳しくなりましたよね?
採血の時もゴム手袋とかなかったですもん(個人的にはやりにくくて嫌いですw)。
さて、女性ナースはハンドクリームなんかもいろいろ知っていて様々な方法で手荒れに対処しているわけですが、男性看護師は割に無頓着。かくいう僕も手荒れに悩んできた1人です。
とは言え、ドラッグストアのハンドクリームコーナーでじっくり悩むのもこっぱずかしい。
病院だからドクターに相談したらいいようなものですが、ハンドクリームに関してはドラッグストアに軍配があがる気がしています。
ちょうど水溶性ビタミン類の処方に保険が効かなくなったような保険請求の締め付けのせいもあると思いませんか?
そういうのがなかったら、ビタミンとか配合された外用処方クリームなんかも出てきてたような気もします。
そんなこんなもあってか、ビタミン配合のハンドクリームはドラッグストアでしか買えません。ある分野ではドラッグストアの方が優れていたりもするんじゃないかなとか思っています。
しか〜し僕は日本男児!
ドラッグストアのハンドクリームコーナーで主婦に混じって商品を選ぶのも嫌ですし、代わりに選んでくれる彼女もいません(T ^ T)。
そんな僕が数年前から始めた手荒れ対策で、ここ数年は手荒れに悩むことがなくなりましたので、ここで紹介したいと思います。
プロペト+反転ゴム手パック
名付けて「プロペト+反転ゴム手パック」
やり方は簡単です。
・ゴム手を2つ裏返す(中に滑りを良くする粉がついているため)。
・手にべっとりとプロペト(白色ワセリン)を塗りたくる。
・反転させたゴム手を両手にはめる。
・ゴム手をはめたまま水道水で粉を流す。
・30分〜45分そのまま。
・何かやることがあったら、ゴム手をはめたままする。
これだけです。どれも記録室にあるもんですから簡単にできるんじゃないでしょうか?
僕は記録する時間なんかにこのパックをしています。
30分経ってゴム手を取れば、かなり保湿されています。
2〜3日に1回していればかなり良い状態で冬を乗り切れます!
ドラッグストアの木綿の手袋なんか買わなくてもこれで十分。
あれ高いですもんね!
うちは介護施設なんですが、女性看護師もこの方法で手荒れに悩まなくなりました。
騙されたと思って是非お試しあれ!!
ところでスタンダードプリコーションとは
標準予防策のことで、
全ての患者(介護施設では利用者)の血液及び体液(汗を除く)・排泄物・粘膜には感染の危険性があるという前提でケアを行うというもの。
これにはSARSやエボラ出血熱と言った比較的新しい感染症の発生が大きく影響しているのでしょう。何にもないと思っていたが実は新しい感染症患者だったということもあり得ますから。
一患者一処置手洗い。
といったものから、ゴーグルやマスク、ガウンテクニックまで様々なやり方があるようです。残念ながら僕などはそんな最先端に勤めていませんが…。男性看護師の多い急外などではそれこそ超大事なことですね。